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CTC、クラウドネイティブ化技術支援サービス「C-Native」に信頼性向上を目的としたSRE運用サービスを追加

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は4月28日、クラウドネイティブ環境の導入から運用までを支援するサービス「C-Native」に、ユーザーからの信頼性向上を目的とするシステム運用の方法論であるサイトリライアビリティエンジニアリング(以下、SRE)を取り入れた、「C-Native SRE Support Service」の提供を開始した。

 C-Native SRE Support Serviceは、クラウドネイティブ環境に求められる高度な運用自動化やオブザーバビリティ(可観測性)などの手法を用いて、信頼性の高いシステム運用サービスを提供するす。障害対応の品質向上や、障害自体の発生の抑制を実現するとともに、それらを通じたユーザー信頼性の向上を目指す。

 サービスのうち「On-Boarding Service」では、SRE運用の設計を実施し、サービスの立ち上げを支援する。サービスレベル指標(SLI)とサービスレベル目標(SLO)を策定し、サービスの信頼性を高めるための運用を目指す。

 「Monitoring as a Service」では、オブザーバビリティツールを利用し、設定したSLI/SLOに基づく詳細設計を行い、モニタリングサービスを実施する。障害を検知するだけでなく、なぜ起きたのか原因を探り、改善のアクションにつなげる。

 「Service Desk+Automation」では、サービスデスクの設置やツールによる運用自動化プロセスの導入支援を実施する。「KAIZEN(Postmortem+Improvement)」では、障害対応の振り返りを建設的に実施し、運用の改善を図る。復旧時間の短縮やインシデント対応練度の向上とともに、障害発生頻度の抑制を目指す。

 C-Native SRE Support Serviceは、顧客のハイブリッドクラウド環境をシンプルでセキュアなDX基盤に刷新するCTCの取り組みである「OneCUVIC」において、統合管理機能である「CTCオープンハイブリッドコントロールセンター(CTC-OHCC)」の一部を担う。CTCでは、クラウドネイティブ化を進めるにあたってシステム運用面で品質や効率に課題を抱える企業を対象に、今後3年間で100社を超える提供を目指す。

OneCUVICにおけるCTC‐OHCCサービスとC-Native SRE Support Serviceの位置づけ