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凸版印刷とGMOブランドセキュリティが協業、全方位的な模倣品対策サービスの提供に向けて協業

 凸版印刷株式会社とGMOブランドセキュリティ株式会社は21日、ブランドや商品の模倣品対策分野において協業を開始すると発表した。両社のブランド保護ソリューションを連携させ、ブランドや商品に関するインターネット上のモニタリングから、流通後の物理的な対策まで、全方位的な対応を可能とする模倣品対策サービスの提供を目指すとしている。

 GMOブランドセキュリティは、ブランドに対する脅威やリスクを可視化し、ブランド保護のための商標・ドメインネーム取得代行や管理支援、Web監視、侵害対策等のサービスを展開している。また、Webブランドセキュリティの一環として、模倣品に特化した監視・侵害対策サービスである「ブランドモニタリングサービス」も提供しているとのこと。

 一方の凸版印刷は、長年培ってきた製造技術を生かしてさまざまなホログラムを提供しているほか、クラウド型真贋対策サービス「ID-NEX真贋判定サービス」など、商品自体に模倣品防止・真贋判定機能を付加するサービスを展開してきた。

 今回の協業では、これらのサービスを連携することで、オンラインからオフラインにまで、全方位的な模倣品対策サービスの提供体制を両社で構築するという。また、両社のサービスから取得できるデータを掛け合わせ、オンラインからオフラインまで模倣品の発生状況を総合的に可視化し、模倣品の被害規模の推定や対策に寄与するサービスの開発を目指すとしている。

 なお今後は、模倣品対策セミナーの共催などによる知識共有・啓発活動や、新たな模倣品対策サービスの開発・提供などを行っていく考えだ。