ニュース

セーフィーと電通大など4者、駅前再整備に向けた逗子市駅前広場の交通データ可視化基盤を構築

 セーフィー株式会社は4日、神奈川県逗子市、株式会社上野計画事務所、国立大学法人電気通信大学(以下、電通大)と共同で、JR逗子駅東口駅前広場における交通データの分析・可視化基盤を構築したと発表した。映像データとAI解析技術を活用することで、交通量(自動車・歩行者)および渋滞・滞留等の交通課題を可視化し、駅前再整備に向けた定量的かつ客観的な交通データの取得を試行するという。期間は4月5日から6月30日まで。

 逗子市では、駅前広場の歩行者空間不足による滞留や、自動車・歩行者の交通が妨げられることによる混雑化など、目視による観測でいくつもの課題が確認されているとのこと。このため、利用者がより暮らしやすい街づくりを進めるにあたって、駅前広場の状況を定量的かつ客観的に明らかにし、再整備に伴う改善効果を検証していく必要が生じていたという。

 そこで今回は、逗子市、数多くの都市計画業務実績を持つ上野計画事務所、およびデータ分析に関する知見を持つ電通大との協力により、逗子駅前広場におけるこうした課題の解決に向けた取り組みを実施する。

 具体的には、セーフィーのクラウドカメラ14台を駅前に設置し、映像データとAI解析技術を活用して、カメラ設置エリアの交通量(自動車・歩行者)、渋滞・滞留状況、停車帯や一般車ロータリー利用状況といった交通状況を把握することにより、定量的かつ客観的なデータに基づいた、利用者が過ごしやすい駅前再整備実現の推進につなげるとした。