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パスロジが多要素認証プラットフォーム「PassLogic 5.0.0」提供、Windows OSでの認証強化などを実施

 パスロジ株式会社は15日、法人向け多要素認証プラットフォーム「PassLogic」の新版「同 Ver.5.0.0」を発表した。4月20日の提供開始を予定している。

 PassLogicは、ユーザーIDの効率的かつ安全な運用を支援する認証プラットフォーム。事前にMFAを実施したうえで、各種業務システムへのシングルサインオン(SSO)が可能なため、ログイン作業の手間を減らしつつ、サイバー攻撃による不正ログインから各業務システムを保護できるという。認証方法としては、Webブラウザだけでワンタイムパスワードを実現する「トークンレス・ワンタイムパスワード」、クライアント証明書、ビンゴ型ソフトウェアトークン、ハードウェアトークン、端末認証など、さまざまな手法をサポートしている。

 今回の新版では主に、1)Windows OSへの認証の強化、2)シングルサインオン(SSO)機能の拡張――が行われている。

 このうち1)では、PassLogicの「トークンレス・ワンタイムパスワード」をはじめとした認証機能をWindows OSへのサインオンに適用する「PassLogic for Windows Desktop」の機能を拡張し、Windows OSにサインオン後、認証作業(パスワードの入力等)なしでネットワーク上の業務システムにサインオンできる「シームレスサインオン」機能が追加された。同機能により、端末および業務システムやネットワークの安全性を保ちつつ、従業員の認証に必要な作業が削減されるので、業務効率の向上が見込めるとのことだ。

 なおPassLogic for Windows Desktopを利用するには、対象のWindows端末に専用のアプリケーションをインストールする必要があるが、同アプリケーションのインストーラーがサイレントインストールに対応した。これにより、インストール作業時の手間が削減されるとしている。

 一方の2)では、以前より対応してきたSAML連携の機能が拡張され、PassLogicに登録しておいたユーザーの部署や職務内容等の属性情報を、業務システム側に伝達する機能が拡張されるとしている。