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ワークスアプリケーションズ、適格請求書発行事業者の登録番号を簡単に照合できるサービス「HUEインボイス名寄せ」

 株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は、消費税インボイス制度の適格請求書発行事業者の登録番号を簡単に照合できるサービス「HUEインボイス名寄せ」を、3月1日から正式に提供開始した。

 「HUEインボイス名寄せ」は、仕入れ先リストと国税庁が公開する登録事業者リストの間で、社名と住所をもとにデータを照合(名寄せ)し、登録番号付きの仕入れ先リストとして自動作成できるサービス。WAPが無償公開しているオープンソースソフトウェア(OSS)の「Sudachi(スダチ)」の技術を用いて、細かな表記の違い(表記のゆれ)があっても同じ言葉だと判断する正規化処理を行えるので、同処理をしない場合の名寄せの一致率3%に対し、処理した場合は76%と大幅に精度が向上するという。

 また、購入前に無償評価版を利用して、最大1万件のデータをもとに一致率を事前検証することも可能。正式版(有償版)のライセンスは従量課金ではなく年単位の定額課金となるため、1年間いつでも番号収集を行え、回数やデータ件数の上限を気にする必要がない点も特長で、インボイス制度の普及状況や適格請求書発行事業者登録の状況に応じて、仕入れ先リストの整備を柔軟に行えるとした。

 なお利用にあたっては、アカウント発行後、仕入れ先リストのデータファイルをアップロードするだけで、自動的にマッチング処理が実施され、仕入れ先リストに登録番号が追記されたファイルが作成される仕組み。その後はファイルをダウンロードするのみで済むので、利用者のITスキルを問わず利用できる点もメリットとしている。