MSYSと丸紅ネットワーク、垂直統合型IoTサービス「MAIDOA plus」を提供　IoTの導入・活用をトータルでサポート

　丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）と丸紅ネットワークソリューションズ株式会社（以下、丸紅ネットワーク）は1日、垂直統合型IoTサービス「MAIDOA plus（マイドア プラス）」を共同開発し、4月より提供開始すると発表した。

　MAIDOA plusは、MSYSが持つセンサー、ゲートウェイ、クラウドといったIoT基盤技術と、丸紅ネットワークが持つモバイル、ネットワーク、クラウドの構築運用技術を生かし、クラウド基盤から、センサーの選定、柔軟なUIの提供、データ活用、外部サービスとの連携までをワンストップでサポートするサービス。さまざまなセンサー機器から伝送されるデータをクラウド上に取り込むためのインターフェイスを搭載しており、センサーから収集したデータを他サービスと連携するためのAPIも提供する。

　またIoTシステムの構築時には、各センサーの属性（温度センサー、湿度センサーなど）が同一であっても、メーカーが異なると同一種別として認識できないため、プラットフォームの追加開発が必要といった課題があったが、MAIDOA plusでは、センサーから受信したデータに種別情報を付与して中継ノードで種別情報を振り分けることで、異なるメーカーのセンサーデータでも同じ属性の場合に同一種別と認識し、一元管理できるとした。

　あわせて、UI表示を柔軟に切り替えられるグラフやチャートなどのテンプレートを搭載しているため、各センサーのリアルタイム表示や分析結果表示、複数条件の表示も可能なため、運用に即したデータ活用を容易に実現可能な点も特徴。商業施設、物流事業、オフィス、点検業務、自治体などの業界に特化した基本パッケージをラインアップする。

　なお、現在は50種類以上のセンサーに対応し、今後さらに対応センサーを増やして、1年以内に100種類以上のセンサーに対応する予定だ。