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クラスメソッド、PLCデータの収集や分析・可視化を行うソリューション「Classmethod PLC Data To Cloud」

 クラスメソッド株式会社は14日、PLCが生成するデータをクラウド上に保存し、リアルタイムに製造ラインの状態を確認できるソリューション「Classmethod PLC Data To Cloud」を提供開始すると発表した。

 PLC(Programmable Logic Controller)とは、工場などの設備や装置の状態データを取り込んで制御を行うシステムのこと。今回発表したClassmethod PLC Data To Cloudは、工場内などに設置されたPLCが生成するデータをクラウドに保存し、可視化や分析、通知を行うソリューションで、クラウドに接続するためのゲートウェイの提供からクラウド環境の設計・構築まで、クラスメソッドがワンストップで提供する。これにより、企業の業務に負担をかけず、セキュリティ対策も行いながらPLCデータを収集できるという。

 また、機器の状態把握をリアルタイムに行え、企業の設備や利用目的に応じたカスタマイズも可能なダッシュボードを提供。いつでも、どこにいてもPLCからのデータを把握できるようになるため、より迅速な障害対応や分析が可能になるとした。

 なおクラスメソッドでは、問い合わせ受領後、オンライン会議でのヒアリングと、PLC設置現場の下見を行ってから、各企業の環境に沿って提案と見積もりを実施するとしており、契約手続き完了から約1カ月で、可視化画面の設定までを実施するとしている。

 参考価格(税別)は、10ユーザー、PLCデータ点数5000点/秒以内、ゲートウェイ1台、ダッシュボード画面の作り込みなしの場合で、初期費用が98万円から、月額費用が6万9000円から。

 このほか、データウェアハウス(DWH)・BIツールとの連携や、予知保全・需要予測などAIを利用したデータ活用、ユーザー管理基盤の構築などについても、企業の依頼に応じて支援するとのことだ。