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TIS、業務プロセス自動化ソリューション「RoboPMO」のクラウド版を提供開始

 TIS株式会社は14日、プロジェクトマネジメント業務の効率化・高度化を可能にするプロジェクトマネジメントに特化した、業務プロセスの自動化ソリューション「RoboPMO」のクラウド版を提供開始した。併せて、顧客のプロジェクトマネジメントニーズに沿ったサービスを提供するため、これまでのサービス内容を見直し、「プロジェクトマネジメントプラットフォーム」として全メニューを刷新した。

 RoboPMOは、プロジェクトマネジメント業務に必要なプロジェクトデータを集約・蓄積して管理し、効率的かつ効果的にデータを利活用して迅速な意思決定につなげ、DX・ITプロジェクトを成功へ導くソリューション。従来のデスクトップ版に加え、新たにクラウド版をリリースした。

RoboPMOクラウド版のイメージ

 RoboPMOのクラウド版は、プロジェクトマネジメントに必要な計画書、品質・進捗・課題管理表などのテンプレートを提供し、業務プロセスの自動化、業務管理を見える化するダッシュボード機能などを備える。従来のプロジェクトマネジメント業務の自動化・省力化に加え、リアルタイム化や、ノウハウのテンプレート、データ利活用といった機能を追加した。

 TISにおける開発実績のノウハウを結集したプロジェクト管理フォーマット群をテンプレートとしてダウンロードでき、記入サンプルやマニュアルが提供されるため、経験の少ないプロジェクトマネージャーでも、プロジェクトの管理・運営を容易に学べ、短期間でマネジメントを開始できる。

 プロジェクト管理フォーマットに入力したデータをアップロードすると、ダッシュボード機能によりリアルタイムでプロジェクト状況を確認できる。「進捗」データでは、詳細な遅延発生箇所の特定ができ、「品質」データでは、設計工程における成果物のレビュー指摘やテスト工程での不具合の原因分類別件数の円グラフを表示できるため、工程の品質評価における分析と品質改善の対策検討に役立てられる。

 収集したデータから、Excel形式の報告書として、「ドキュメント品質報告書」「進捗報告書」「テスト進捗報告書」「テスト品質報告書」を自動生成でき、プロジェクトマネジメント業務の報告作成における属人化を解消し、標準化と生産性向上、定着に寄与する。

 RoboPMOクラウド版の価格は、契約組織あたり20人までのプランが月額20万円から、50人までのプランが月額45万円から、100人までのプランが75万円から。契約期間は3カ月(自動更新)。導入前に、無償トライアル(2カ月)も利用できる。

 TISは、RoboPMOのクラウド版をプロジェクトマネジメントに課題を持つ企業向けに提供していき、2025年までに100社に導入することを目指す。