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アイアンドディ、顔認証とICカード認証による二要素認証環境を構築できる開発キット「KAOKEY」を販売

 株式会社アイアンドディは6日、顔情報を使ったIDカード不正防止ソリューション「KAOKEY(カオキー)」を2023年2月上旬に販売開始すると発表した。

 KAOKEYは、セキュリティとして必要とされる二要素認証環境(顔認証+ICカード認証)を構築できる開発キット。認証サーバーを構築してオンライン環境での運用を必須とせず、オフライン環境での運用を可能とし、スモールスタートで導入できる。

 個別の入退出システム、PCログインを必要とする電子カルテシステムなど、KAOKEYを組み込むことにより、オフライン環境、二要素認証の高セキュリティ運用を必要とするユーザーへの販売が可能となる。

 また、KAOKEYは、ICカードに書き込むための顔特徴データを顔情報から生成し、顔認証の際にICカードに書き込まれた顔特徴データと顔情報を照合し、不正でないか認証を行う。顔認証とICカードの併用により、不正利用ができない高セキュリティ環境を構築できる。顔情報のICカードへ書き込みと印刷は、アイアンドディのIDカード発行システム「ID Maker」で行う。

 製品の価格はオープン。動作環境はWindows 11。