ニュース

TIS、iBankのマネーサービス「Wallet+」の金融パーソナライズドコミュニケーションAI機能開発を支援

TIS株式会社は27日、ふくおかフィナンシャルグループでネオバンクサービスを展開するiBankマーケティング株式会社(以下、iBank)のマネーサービス「Wallet+」について、金融パーソナライズドコミュニケーションAI機能(以下、Picks)の開発を支援し、同機能が提供開始されたと発表した。

 機能の実現には、イスラエルのFintech企業Personetics Technologies(以下、Personetics)の顧客エンゲージメントソリューション「Personetics Engage」が使用されており、TISはその導入を支援した。

 Wallet+は、金融と非金融、日常と非日常をシームレスに繋ぐマネーサービス。今回提供を開始したPicksは、iBankで蓄積している多くの金融・非金融データに基づき、AIが最適なタイミングで有益な“お知らせ”をWallet+ユーザーに届ける機能で、日々の家計管理から将来を見据えたマネープランに至るまで、顧客の人生設計をアシストすることを目指している。多数のお知らせパターンから、AIがひとりひとりに最適な情報を選定し、ユーザーの金融行動へのきっかけとなる情報を提供する。

 iBankでは、デジタル技術とデータを活用し、Wallet+ユーザーとのコミュニケーションを最適化するため、Wallet+への金融パーソナライズドコミュニケーションAI機能の追加を企画し、Personeticsのグローバルで実績のあるPersonetics Engageを採用した。そして、国内金融機関向けのシステム開発実績と、Personetics Engageの導入実績があるTISがその導入を支援した。

 Personetics Engageは、世界80以上の金融機関で採用されている金融特化型顧客エンゲージメントプラットフォーム。Personetics Engageの導入により、リアルタイムでのWallet+ユーザーの金融データ・金融行動の分析や、パーソナライズされたインサイトの提供を実現する。

 TISは、今後もiBankのネオバンクサービスの拡大をサポートしていくとともに、国内金融機関向けにもPersonetics Engageを展開し、金融業界の顧客エンゲージメント向上を支援していくとしている。