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i-PRO、AIネットワークカメラ用の機能拡張ソフトウェア「AI状態変化検知アプリケーション」を販売開始

 i-PRO株式会社は、AIプロセッサ搭載ネットワークカメラ用の機能拡張用アプリケーションソフトウェアとして、「AI状態変化検知アプリケーション」を2023年1月から販売開始すると発表した。AIが正常状態/変化状態を学習し、変化時に通知を行えるため、変化を検知して素早い対応が必要となるシーンで活用できるという。価格はオープン。

 AI状態変化検知アプリケーションは、監視対象の正常状態/変化状態をAIが学習し、変化時に通知する機能を提供する、ネットワークカメラ用アプリケーション。AIカメラにインストールしたアプリケーションに複数枚の画像を学習させ、撮影された画像の状態が、学習したモデルと比べて変化があったと判定された場合に、アラーム送信を行えるという。

 カメラへの学習用画像の保存や学習指示は、i-PRO設定ツール(iCT)のガイダンスに沿って行えるため、手順に迷うことなく学習や設定が可能。学習には10枚(学習時間3分)~200枚(学習時間10分)の画像が必要となるほか、カメラに保存された画像から学習を行う際は、その結果を「正常」と認識するか「状態変化後」と認識するかを選択可能となっており、条件や環境に応じた活用が可能とした。

 加えて、学習モデルは最大3個保存可能となっており、環境や状況に応じて変化を検知したいシチュエーションが変わる場合でも、柔軟に利用できる点も特徴とのこと。

 なおi-PROでは、適用例として、展示物の持ち去り検知、商品棚の欠品検知、扉の開放検知、車の停車検知などを挙げている。

活用例
※4:車としては認識していないため、車以外のもので画像の変化があった場合も、状態変化と判定されるとのこと