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SAPジャパン、支出管理ソリューション「Intelligent Spend Management」の機能強化を発表

 SAPジャパン株式会社は10日、SAPの支出管理ソリューション「Intelligent Spend Management」の機能強化を発表した。

 SAP Central Procurement, private cloud editionは、複数のあらゆるERP環境にまたがって存在する定義、既存のソリューションやワークフローを中断させることなく、バリューチェーン全体で発生した情報を管理する。個別のトランザクションは各バックエンドシステムで処理されるが、SAP Central Procurement, private cloud editionで集中管理することで、購買依頼や、購買からソーシング、契約にいたるまでのすべてを一元的に確認・管理できる。これにより、一貫性、効率性、可視性を高め、統制を推進しながら調達・購買管理できるとしている。

 SAP Ariba Procurementについては、マニュアルなしで調達・購買業務を直観的に操作支援するためのガイデッドバイイング機能を強化した、「Buying 360」と呼ばれる新機能を発表した。この新機能により、購買履歴、購買担当者の役割、持続可能性をはじめとする企業の優先目標などのデータに基づいて、購買提案を行うことで、企業の購買体験の向上を目指す。また、カテゴリー管理を調達・購買における重要機能と位置付け、支援するソリューションも発表した。

 Buying 360は、一部の顧客を対象に、2023年前半の提供開始を予定する。カテゴリー管理ソリューションは、2022年末までに一部の顧客に提供を開始し、2023年の間に提供範囲を拡大する予定としている。

 また、SAPのIntelligent Spend Managementが、米国の規制業種に対応。SAP Fieldglassは、FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program:米国連邦リスクおよび承認管理プログラム)の適正パラメーターに従い、NIST(アメリカ国立技術標準研究所)の基準に合わせて構築されたSAP National Security Services(SAP NS2)ポートフォリオで利用できるようになった。SAP Fieldglassは、ITAR(International Traffic in Arms Regulations:国際武器取引規則)にも準拠している。

 SAP Business Network for ProcurementとSAP Business Network for Supply Chainは、2023年に商用規制環境下でSAP NS2ポートフォリオで利用可能になる予定で、SAP Concurも順次対応予定。

 さらに、2022年に発表したSAPとIcertisのパートナーシップ拡大に向けて、SAP AribaとIcertis契約管理ソリューションの緊密な統合を通じた、より幅広い契約管理シナリオで顧客を支援すると説明。この統合強化により、コラボレーションの改善、ユーザー体験の向上、柔軟で合理的な契約管理プロセスを提供し、Icertisで契約を作成しながら、自動的にSAP Aribaに契約データを反映させるなど、より効率的な契約管理プロセスを提供するとしている。