ニュース

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、医療機関のサイバー攻撃対応を支援するインシデント対応計画テンプレートを無償提供

 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は7日、医療機関向けに「サイバー攻撃によるインシデント対応計画テンプレート」を無償で提供すると発表した。期間は2023年1月31日まで。また、このテンプレートの解説と使い方のレクチャーについても無償で実施するとしている。

 近年のデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴って、これまでは病院内だけで運用されてきた医療システムがインターネットに接続される機会が増加。利便性が高まった一方で、複雑化・巧妙化するサイバー攻撃のリスクも高まっているという。

 実際に、ランサムウェアによって医療システムに障害が発生するケースは増えているものの、これらのサイバー攻撃を100%防ぐことは難しいため、前もってインシデント対応計画を策定し、何かあったとしても迅速な復旧ができるように準備することが必要になってきているとのこと。

 そこで今回は、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが持つサイバー攻撃対策のノウハウを提供することで、医療機関を支援する。この「サイバー攻撃によるインシデント対応計画テンプレート」を参照することで、セキュリティ対策に取り組んだことがない担当者でも、どのようなサイバー攻撃リスクがあるのか、何から取り組むべきかの参考にでき、対応計画の作成につなげられるとした。

 あわせて、同テンプレートの解説と使い方のレクチャーをWeb会議形式(30分/1回)で実施するほか、医療機関がセキュリティ対策を行う上で、まず取り組むべき技術、対策、事例についての解説も公開した。

 GMOサイバーセキュリティ byイエラエでは、医療機関がインシデント対応計画を策定することにより、インシデント時の対応方針、関係各所との連携方法、エスカレーションフロー、リスク判定方法など、初動対応が迅速に行えるようになると、その効果を説明している。