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リコーインダストリアルソリューションズ、ユニット拡張タイプの小型インダストリアルPC「RICOH iFシリーズ」を発売

RICOH iFシリーズ

 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社は26日、ユニット拡張構造を採用した小型のインダストリアルPC「RICOH iFシリーズ」を発売した。価格はオープン。

 RICOH iFシリーズは、CPUやメモリなどを搭載したCPUユニットと、さまざまなインターフェイス(USB、シリアル)を搭載した複数のI/O拡張ユニットで構成される産業用PC。CPUユニットに、必要なI/O拡張ユニットを選択して接続することで、幅広いインターフェイス仕様や機能に対応でき。アプリケーションの違いにより異なるインターフェイスが必要な場合でも、PC部分の共通化が可能。必要なインターフェイスを拡張できるため、カスタム費用が掛からず、低コスト・短納期で調達できる。

RICOH iFシリーズの構成イメージ

 手のひらサイズ(38×96×120mm)のコンパクトなデザインで、省スペース設置や制御盤の小型化が可能。DINレールマウント、ウォールマウント、据え置きと多様な設置方法に対応し、設置できる箇所が少ない既存設備でも柔軟に設置できる。

 強い使用負荷をかけた状態で、-20°C~+60°Cの温度環境で使用可能。ファンなどの回転部品を使わず、オンボードの実装により、経年劣化や振動/衝撃などに強く、故障リスクを軽減する。

 製品は3年間の無償保証期間付き。また、同一仕様の製品を、発売開始から5年以上の長期にわたり供給し、モデルチェンジにより発生する代替品調達の負荷を軽減する。

 リコーインダストリアルソリューションズでは、RICOH iFシリーズは、生産ラインやインフラなどのDXを支えるコントローラーや、工作機械、産業ロボット、金融機器、情報通信機器など、さまざまな産業機器のIoTゲートウェイ・制御コントローラーとして活用できると説明。今後も国内の組み込みユニットのマーケットにおいて、高いシェアを有する確かなものづくり技術で、産業分野の顧客の課題解決に貢献していくとしている。