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トレンドマイクロ、サプライチェーン全体を守るためのセキュリティ人材創出を支援する教育プログラムを提供

 トレンドマイクロ株式会社は7日、法人向けに新たなセキュリティ教育プログラムを提供すると発表した。このプログラムでは、サプライチェーン全体を守るためのセキュリティ人材創出を支援するとのことで、同日より申し込み受付を順次開始し、11月からスタートする。

 今回、新たに提供するセキュリティ教育は、DX推進やサプライチェーンマネジメントなどに必要とされるセキュリティ知識を体系立てて提供し、企業のセキュリティ意識向上を図るもの。経営層、管理層、実務層それぞれの立場において、DX推進に伴うサイバーセキュリティリスクの検討方法、サプライチェーン全体を守るためのセキュリティ戦略策定、自社のビジネス方針に沿ったセキュリティ対策の実施、委託先へのセキュリティ監査における勘所などのセキュリティナレッジを学べるよう、以前から提供してきたプログラムの学習内容を改定している。

 また新しいセキュリティ教育プログラムは、座学とワークショップ(実習)を交えて実施する。座学では、社会情勢、経営環境変化、サプライチェーンリスク等を考慮したセキュリティファースト経営に向けた知識、サイバーセキュリティに基づいたリソースとリスクのマネジメント等を考慮した体制の構築と運用、DX推進等に向けたサイバーセキュリティリスクに関する知識等を学習するという。

 一方のワークショップでは、事業方針に沿ったセキュリティの方針や、その体制の整備、ビジネスを推進する上で必要となるサプライヤーの洗い出しや監査すべきポイントなどを検討するとのこと。例えば、実務層向けのワークショップでは、自身の業務におけるサイバーリスクの洗い出しや、そのリスクに基づきながら、金銭、ブランド、事業継続などさまざまな面からインパクトの検討を行うほか、そのリスクがどの様なシナリオで侵害されるかを協議し、実践的にリスクへの対応方法を身に着けられるよう支援するとした。

 価格(税別)と講座の例は、営業/マーケ・新規事業企画部門向け、バックオフィス向け、開発部門向け、戦略マネジメント層向け、経営層向けなど、担当者の立場に合わせた講座が設定された基礎編の「プラス・セキュリティ ナレッジトレーニング基礎」が、各6万円。

 応用編の「プラス・セキュリティトレーニング応用」は、実務者向けの「セキュリティ人材育成計画編」が6万円、「リスクマネジメント体制構築編」が8万円、「セキュリティ機能別運用編」が12万円、経営・管理層向けの「セキュリティ戦略策定編」が10万円など。

 このほか、実務者向けの基礎レベル「プラス・セキュリティ ナレッジトレーニング基礎」が2万円で、この講座のみeラーニング講義となる。