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サイバーリーズン、POS端末などWindows 10 IoTに対応したサイバー攻撃対策製品「Cybereason EDR/Endpoint Prevention」を提供開始

 サイバーリーズン合同会社は5日、IoT端末へのサイバー攻撃対策を強化するため、「Windows 10 IoT」に対応した「Cybereason EDR」および「Cybereason Endpoint Prevention(EPP)」を提供開始した。

 Cybereason EDRは、AIを活用した独自のエンジンにより、顧客ネットワーク環境での攻撃の振る舞いを分析してサイバー攻撃を検知するとともに、攻撃の全体像を自動で相関解析して可視化する製品。

 Cybereason Endpoint Preventionは、一般的なシグネチャベースや機械学習により未知/既知のマルウェア活動を防ぐとともに、ランサムウェアや悪意のあるPowerShellのファイルレスマルウェア、マクロを悪用した攻撃など、あらゆるタイプのマルウェアに対応できる専用の防御層により、情報資産を保護する製品。

 サイバーリーズンでは、小売業界におけるPOS端末や、製造業における生産ラインを制御する端末など、特殊用途の端末を標的とした攻撃が発生している状況を受け、Cybereasonのセンサーに対応するOSを、WindowsやLinux、Macに加えて、Windows 10 IoTへ拡張したと説明。これにより、Cybereasonを導入した顧客は、Windows 10 IoTを搭載したPOS端末や、タブレット、デジタルサイネージ、工場の制御システムの専用端末に対する、ランサムウェアをはじめとしたサイバー攻撃を、Cybereason Endpoint Preventionによって阻止し、侵入した攻撃をCybereason EDRにより検知・対応できるとしている。

 また、国内ではすでに、外食産業の顧客が、Windows 10 IoT端末(POS端末)に搭載するEPP、EDRとして、Cybereasonを採用することが決定しているという。