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京セラ、基幹業務との親和性に優れたモノクロA4プリンター「ECOSYS PA6000xシリーズ」

 京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は4日、モノクロA4プリンター「ECOSYS PA6000xシリーズ」の2機種を11月上旬に発売すると発表した。

 ECOSYS PA6000xシリーズは、ECOSYS P3160dn/P3145dnの後継機となる製品。京セラ製のアモルファスシリコンドラムをはじめ、部材の長寿命化を図り、マシンライフまでの廃棄部品を削減することにより、クラスNo.1の低ランニングコスト(A4用紙1ページあたり0.6円)を実現した。

 プリント枚数が多い基幹業務システムと親和性が高く、従来機同様に、PCLをはじめ、IBM5577やNEC PC-PR201などのエミュレーションを標準装備する。オプションでパラレル/有線LAN/無線LAN/Wi-Fi Directインターフェイスのいずれかを追加でき、2系統のインターフェイスに同時接続が可能。複数のネットワークがある環境でもプリンターを集約することで、導入コストを削減できる。

 無線LANは、これまでの2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)に加えて、5GHz帯(IEEE 802.11a/ac)にも対応した。

 オプションストレージは、容量を従来の32GBから256GBに増量するとともに、印刷後の残存データに上書きして元データを消去する上書き消去機能や、保存するデータを暗号化する機能を標準搭載。セキュリティに関する機能を強化し、機密情報の安全性をより高めた。

 セキュリティ面では、データの暗号化や復号化を行うハードウェアチップのTPM(Trusted Platform Module)にオプションで対応。TPMチップに搭載された専用の記憶領域に保存したデータは、外部デバイスからアクセスできないため、機密情報を安全に保管できる。

 製品ラインアップと価格(税別)は、連続プリント速度(A4ヨコ)が毎分60枚の「ECOSYS PA6000x」が16万5000円、毎分45枚の「ECOSYS PA4500x」が10万7000円。