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NTTデータ関西、自治体の健康インセンティブ事業対応を支援する「アスリブ」のクラウドサービス版

 株式会社NTTデータ関西は、自治体の健康インセンティブ事業対応をサポートするアプリ「アスリブ」のクラウドサービス版を、10月1日から提供開始すると発表した。これにより、都道府県や市町村における予防・健康づくり、医療費の適正化などへの取り組み状況に応じて自治体に交付金が交付される「保険者努力支援制度」への対応を支援するという。

 アスリブは、自治体と地域住民を「ヘルスコミュニケーション」でつなぐ、健康サポートアプリ。自治体では、データ活用、保険者インセンティブの調整など、業務のデジタル化を推進できる一方、地域住民が毎日の健康行動をアプリで記録することでポイントが貯まる仕組みを構築できるため、保険者努力支援制度への対応をサポートできるという。

 今回のクラウドサービス版では、従来版では必要だった個別の基盤開発やコールセンター設置を不要としており、自治体が健康づくり事業を実施する際に必要な機能やサービスがすべて含まれているため、自治体健康インセンティブ事業をより短期間で開始できるとのこと。

 またアスリブでは、独自のインセンティブとして「アスリブポイント」を運用でき、自治体の住民は、毎日の健康行動によってポイントを貯めると、アスリブが開催する毎週・毎月の抽選に参加可能。自治体が準備する特典とは別に、アスリブの抽選・特典があることで、住民はより楽しみながらアスリブを利用できるとしている。

 加えて週1回、健康コラム(読み物や動画)を配信しており、アプリを継続的に利用し、ログインするきっかけを作っているとのこと。さらに今後は、マイナポータルや外部システムとの連携等、自治体事業に求められる追加機能のリリースが予定されている。