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アグレックスの匿名・仮名加工支援ソリューション「フリーテキストマスキング」、処理速度向上や機能を追加した新版を発売

 株式会社アグレックスは13日、匿名・仮名加工支援ソリューション「フリーテキストマスキング」の性能向上と機能強化を実施し、高速処理やインターフェイス拡張に対応したバージョンアップ版(以下、v2.0)の提供を開始すると発表した。

 フリーテキストマスキングは、文章内に含まれる個人情報や機微情報を検出し、それらをマスキングされた文字列に変換することで個人が特定できないように情報を加工する、匿名・仮名加工支援ソリューション。

 V2.0では、処理速度の高速化を行い、従来製品比で最大20倍の速度での処理を可能にした。機能面では、専用GUIにより画面上でのプロパティ設定や、マスキング処理の実行を可能にした。

フリーテキストマスキング設定・実行画面イメージ

 また、テキストファイルに加えて、帳票ファイル形式(Word/Excel)に対応することで、履歴書や職務経歴書、アンケートへのマスキングが可能となり、列指向データファイル形式(Parquet)にも対応することで、ビッグデータへの活用も可能にした。

 データベース連携機能を追加することで、データベースからのデータ取得や登録の手間を省き、シームレスな処理を可能とした。マスキング機能では、細かなマスキング対象調整のため、正規表現によるマスキング対象の追加、エスケープによるマスキング対象の除外を可能にした。

 また、APIによる呼び出しへの対応や、指定フォルダー内の対象ファイルを一括で処理する機能などを追加した。