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デル・テクノロジーズ、SDS最新版「Dell PowerFlex 4.0」の国内提供を開始

 デル・テクノロジーズ株式会社は6日、ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)の最新版となる「Dell PowerFlex 4.0」の国内提供を開始した。

 PowerFlex 4.0は、複数のOS、ハイパーバイザー、コンテナ管理プラットフォームをサポート。Kubernetesおよび多様なハイパースケーラープラットフォームをサポートするだけでなく、ベアメタルアーキテクチャーや仮想化アーキテクチャーにも対応する高い柔軟性を備える。今回、仮想環境のAmazon EKS Anywhereに加え、ベアメタルのAmazon EKS Anywhereもサポートするようになった。

 また、PowerFlex 4.0では、これまでのブロックストレージサービスに加えて、新たにファイルサービスをサポートするなど、顧客のモダナイゼーションを支える基本的な機能も強化したと説明。ファイルおよびブロックワークロード統合のユースケースが展開できるだけでなく、運用環境を簡素化しながら、統合の効率を高めることが可能になるとしている。

 NVMe/TCPのサポートも追加され、PowerFlex環境において次世代のストレージ接続を選択できるようになった。

 統合管理ツールの「PowerFlex Manager」は、ライフサイクル管理とIT運用に必要な統合ツール群を統合し、ストレージサービス全体を通じた管理機能を提供。単一のユーザーインターフェイス内で高度な自動化を実現することで、IT運用とライフサイクル管理タスクを簡素化し、管理オーバーヘッドを軽減する。

 さらに、「Dell Container Storage Modules(CSM)」および「Dell Container Storage Interface(CSI)」ドライバー、「PowerFlex REST API」「PowerFlex Ansible」モジュールなどの自動化に関するツールセットを追加。インテリジェントなインサイトを統合した「CloudIQ」では、クラウドベースのAIOpsメカニズムを提供し、複数の場所に分散する環境のモニタリングを容易にする。

 デル・テクノロジーズでは、PowerFlex 4.0の新機能は、顧客のモダナイゼーションに必要不可欠な多くの機能を提供すると説明。顧客の要件に合わせてIT環境の進化とモダナイゼーションを進め、ビジネス目標の達成を支援するとしている。