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デル テクノロジーズ、SDS「Dell EMC VxFlex」をリブランドした「Dell EMC PowerFlex」を発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、デル テクノロジーズ)は1日、ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)の新ブランドとなる「Dell EMC PowerFlex」を発表した。

 Dell EMC PowerFlexは、これまで「Dell EMC VxFlex」として展開していた製品のリブランドとなるソリューション。高性能で拡張性があり、復元力のあるストレージサービスを提供し、その柔軟性によりユーザーは分散型のベアメタルまたはマルチハイパーバイザーを展開する際に有効活用できる。

 また、Dell EMC PowerFlexのアーキテクチャーにより、ダウンタイムやパフォーマンス/可用性への影響なくノードを簡単に交換でき、フォークリフトアップグレードやリスクが伴うデータ移行は不要になると説明。ユーザーは必要に応じてインフラストラクチャーを進化させ、主要なビジネス目標を達成すると同時に、IT組織をビジネスクリティカルなアプリケーションに専念させることができるとしている。

 製品はアプライアンスまたはラック構成での導入が可能。アプライアンスは大規模な拡張性と柔軟なネットワークオプションを提供し、ラック構成は統合ネットワーキングとプロフェッショナルサポートを備える。計画と導入を簡素化し、アップグレードやシステム拡張まで円滑な運用を実現するように設計されている。

 デル テクノロジーズでは新ブランドの発表に合わせて、最短30秒のRPOを実現するネイティブの非同期レプリケーション機能とシンプルな災害復旧オペレーションを実現するレプリケーションとディザスターリカバリー機能と、医療や金融など特定のコーポレートガバナンスとコンプライアンス要件を持つ業界向けのデータ保護を実現するセキュアスナップショットを新機能として発表した。

 Dell EMC PowerFlexの価格は個別見積もり。デル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーより7月2日から提供する。

「Dell EMC PowerFlex」のアプライアンス
「Dell EMC PowerFlex」のラック構成