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ジェイズ・コミュニケーション、サイバー攻撃をエミュレーションする「Cobalt Strike」「Core Impact」の販売体制を強化

 ジェイズ・コミュニケーション株式会社は5日、米HelpSystemsと販売代理店契約を締結し、「Cobalt Strike」「Core Impact」の販売体制を強化すると発表した。

 Cobalt Strikeは、脅威をエミュレーションするツールで、ビーコンと呼ばれるエージェントにより、強力なポストエクスプロイト(攻撃モジュール)を提供する。また、通信を秘匿しながら、さまざまなマルウェアやソーシャルエンジニアリング攻撃を模倣し、サイバー攻撃を長期的かつ秘密裏に実施することで、日々増え続ける脅威への対策を可能にする。

 Core Impactは、包括的なテストシナリオを提供するペネトレーションテストツール。サポートするエクスプロイトコードは、IT環境に加え、OT環境、IoT、医療機器向けのオプション選択が可能。Cobalt Strikeとの連携により、多様な環境で高度なペネトレーションテストの実施を可能にする。

 ジェイズ・コミュニケーションでは、さまざまな業界で被害が続いている現在、事業継続のためには新たな脅威への有効なセキュリティ対策が必要不可欠だと説明。初の国内販売代理店として、特に注目度の高いCobalt Strikeの販売・サポート体制を強化し、先進的なセキュリティ分析機能によるセキュリティ運用とインシデント対応を提案するとしている。