バックオフィス業務の在宅運営に向けた環境構築を支援する「りらいあ 在宅型バックオフィスサービス」

　りらいあコミュニケーションズ株式会社は5日、バックオフィス業務の在宅運営に向けた環境構築を支援する「りらいあ 在宅型バックオフィスサービス」を提供開始すると発表した。官公庁や自治体の申請業務、企業のキャンペーン、アンケートの集計業務など、さまざまな業務での活用を見込んでいるという。

　りらいあ 在宅型バックオフィスサービスは、紙を伴う申請・申し込み等の手続きにかかわるバックオフィス業務を、センターと在宅を組み合わせたハイブリッド運用で提供するサービス。AI-OCRによる書類原本のスキャンや管理、個人情報の管理をデータセンターで、画像チェックやデータエントリー、審査業務などを在宅にてそれぞれ行うことにより、繁閑に応じたフレキシブルな業務対応を可能にしている。また在宅ワークの併用により、従来よりもセンターの業務スペースを縮小でき、固定費を削減可能にしている点もメリットという。

　なお、データセンターと各拠点の通信は閉域網を利用し、クラウド環境とは専用線で接続することでセキュリティを確保し、外部からの不正な侵入を防ぐとのこと。さらに、在宅オペレーターの全作業はクラウド上のVDI（仮想デスクトップ）で実施されるため、業務端末にデータは一切残らないとした。

　加えてセキュリティソフトウェアを導入し、不要なインターネット通信を遮断することはもちろん、在宅オペレーターのPCには常時顔認証システムを設置しており、なりすましやスマートフォンによる撮影行為を検知できるため、安全な業務運用を担保するとしている。