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日立ソリューションズ、AIでクラウドコストを最適化するソリューション「CAST AI」

 株式会社日立ソリューションズは29日、米CAST AI Groupと、クラウドコスト最適化ソリューション「CAST AI」の販売契約を締結し、8月30日から提供開始すると発表した。

 CAST AIは、AI技術を用いてパブリッククラウド環境のインフラリソースを24時間自動調整し、コンテナ環境(Kubernetes)で利用しているクラウド利用料を最適化した状態に保つサービス。3ステップの簡単な作業のみで利用開始でき、全クラウド環境を自動分析して、コスト削減に向けたシミュレーションレポートを提供してくれる。

 アプリケーションやシステムのパフォーマンスに影響を与えることなく、自動的にインフラリソースを調整可能な点も特徴。AI技術により、必要なリソース量をリアルタイムに予測し、オートスケールでコストを最適化するほか、運用の難しいスポットインスタンスを安全かつ効果的に利用できるため、クラウド利用料の大幅な削減を実現するとした。日立ソリューションズによれば、すでに導入している企業は、利用料金を平均63%削減しているとのことだ。

 なおコンテナ環境は、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)、Azure Kubernetes Service(AKS)、Google Kubernetes Engine(GKE)に対応する。

 利用プランとしては、監視対象CPU数やサポートサービスの内容などに応じた3つを用意した。価格(税込)は個別見積もりだが、参考として、Growthプランが年額38万5000円から、Growth Proプランが年額188万1000円から、Enterpriseプランが938万3000円から。