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ベリサーブ、IoTデバイスの互換性検証でサブスクリプションサービスを提供

 株式会社ベリサーブは22日、IoTモバイルデバイスのブラウザー、OS、モバイル機器の接続・互換検証を希望する顧客を対象に、以前から提供している互換性検証サービスの一部を、新たに「互換性検証のサブスクリプションサービス」として提供を開始した。

 ベリサーブでは、検証サービスを提供する中で、検証が必要になるタイミングが直前にならないと決まらないといった状況を多数経験していると説明。こうした状況が発生した場合、検証に使用する端末やテスト要員の手配に時間がかかり、スケジュールの見直しが発生するとともに、スケジュール変更により、検証会社への依頼内容を都度見直す手間も発生しているという。

 顧客が抱えるこのような問題に対処すべく、互換性検証が必要なタイミングに応じて、手間となる契約の見直し作業無しに、必要な検証端末や検証要員の調整が可能となるサブスクリプションサービスを提供するとしている。

 サービスは、IoTデバイスのブラウザー、OS、モバイル機器の接続・互換検証を、要望に応じて提供する。IoT端末の準備とテスト実行については、「株式会社ベリサーブ沖縄テストセンター」が、スマートフォン・タブレットなど650機種以上、1000台以上の保有機材(2022年6月現在)を使用して実施する。

 顧客との間で、契約期間、作業量、作業頻度などの作業条件と定額作業料金などの取引内容を決めておくことで、契約期間内であればいつでも検証依頼可能、月の最大工数以内であればどれだけでも作業調整可能、月の最大依頼回数内であれば何回でも依頼可能といった、要望に応じた形態で柔軟に作業を実施する。

 サブスクリプションサービスの提供により、互換性検証が必要になるタイミングが直前にならないと決まらないリスクを解消し、検証端末や要員の手配、契約の変更といった都度発生する手間を軽減することで、システムや製品の品質向上を支援するとしている。