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アクセンチュア、ESG活動が企業価値にもたらすインパクトを分析・予測する「AI Powered Enterprise Value Cockpit」を提供

 アクセンチュア株式会社は1日、企業のESG(環境・社会・企業統治)への取り組みが企業価値にもたらすインパクトを分析・予測し、企業成長につながる施策を提示することでESG経営を支援するAIソリューション「AI Powered Enterprise Value Cockpit」の提供を開始したと発表した。

 AI Powered Enterprise Value Cockpitは、財務三表やCSR関連データなど、社内外のデータソースから集められた400以上の財務・非財務指標を基に、企業の時価総額を予測するAIモデルを搭載する。これにより企業は、自社が取り組む温室効果ガス削減策、生物多様性に配慮した活動、さらには女性活躍推進や働き方改革などのESG施策が、自社の企業価値に与えるインパクトの因果関係を把握し、客観的な立ち位置を可視化できる。

 さらに、将来の企業価値向上に最も貢献するESG施策をAIが予測し、それらの施策を実施した場合の企業価値のシミュレーションも提示する。これにより、データに基づく効果的なESG目標設定が可能となり、株主などのステークホルダーに説得力のある形で説明できる。

 AI Powered Enterprise Value Cockpitは、KDDI株式会社での導入が決定しており、KDDIではソリューションを活用して、データに基づくより効果的なESG施策を実施することで、同社の掲げるサステナビリティ経営の実現や企業価値のさらなる向上に役立てるとしている。

企業価値シミュレータイメージ(出典:アクセンチュア)