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テクマトリックス、ソフト開発向けのアーキテクチャ分析ツール「Lattix」日本語最新版を販売開始

 テクマトリックス株式会社は20日、米CodeClinicが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix 2022.1.1」を販売開始した。テクマトリックスは、Lattixの国内総販売代理店として、ソフトウェア開発に携わる顧客を対象に、製品の日本国内での販売、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を展開していく。

 Lattixは、ソフトウェアの構造と依存関係を、DSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツール。製造業や金融、情報通信といったさまざまな業界で導入されており、ソフトウェア開発の現場において、ソフトウェアの構造上の問題検出、コード修正時の影響分析、リファクタリングなど多様な目的で利用されている。

 最新版のLattix 2022.1.1では、分析結果の重要度を視覚的に表現するヒートマップ表示機能が追加され、優先的に確認・修正すべきモジュールを一目で分かるようになった。

 また、C/C++対応テストツール「Parasoft C++test」と連携し、Parasoft C++testによるソースコードの解析結果をLattixに取り込む機能が追加された。Parasoft C++testの静的解析の違反件数やカバレッジのデータをインポートすることで、アーキテクチャ分析と静的解析の2つの観点からソフトウェアの品質を把握できるようになった。

 さらに、GitLabなどのCI/CDパイプラインに、LattixとParasoft C++testを組み込み、アーキテクチャ分析から静的解析、テスト、レポート生成といった一連の作業を自動化する仕組みも提供する。加えて、アーキテクチャ分析の対象に、国内外で需要の高いプログラミング言語RubyとPythonが追加された他、モデルベース開発で使用されているUML/SysMLの解析では、MagicDrawとEnterprise Architectに対する解析が拡張された。