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ネクスウェイ、SMS配信サービス「SMSLINK」で双方向機能を提供 3キャリア共通番号を利用し顧客と双方向のやり取りが可能

 株式会社ネクスウェイは2日、SMS(ショートメッセージサービス)配信サービス「SMSLINK」において、キャリア共通番号を利用し、企業と顧客との間でSMSを使ったチャット形式のやり取りを可能にする「双方向機能」を提供したと発表した。

 SMSLINKは、「宛先リストのアップロード」「メッセージの作成」「送信日時の設定」の3ステップでSMSを簡単に配信できるサービス。

 従来、企業から送信されるSMSは、認証やリマインド通知といった単方向のコミュニケーションが中心だったが、近年では、採用面談の日時調整や保険加入に関する契約書類の確認など、双方向でのSMSコミュニケーションが求められるようになったという。

 一方で、SMSを使ったなりすましやフィッシング詐欺行為が増加していることもあり、企業がSMS送信時の番号をコーポレートサイトなどに掲載するケースが増えているが、送信時の番号は受信者の携帯キャリアごとに異なるため、番号の周知に時間を要していたとのこと。

 今回提供する双方向機能では、SMS送信時にキャリア共通番号を利用するため、企業はSMS受信者の携帯キャリアに左右されることなく、同じ番号でSMS送信を実行可能。SMS送信番号の周知も容易になるので、SMS受信者に不信感を与えることなくSMS送信を行えるという。

 またSMS受信者からの返答が必要な場合は、ほかのURL等に遷移することなく、直接SMSで返信可能。これにより企業は、顧客を電話やアンケートURLなどに誘導することなく、SMSのみでやり取りを完結できるとした。

 さらに、SMS受信者は費用負担なくSMSを返信できるほか、SMSを受信した企業側にも費用が発生しないため、SMS送受信にかかわるコストを抑えられるという。

 なお現時点の、楽天モバイルが番号共有化に参画していないため、KDDI、ドコモ、ソフトバンクの3社(MVNO含む)で利用できる。

 双方向機能が利用できる「SMSLINK 双方向タイプ」の価格は、初期費用が1万円、月額基本料金が10万円。加えて、1通あたり10円からの従量料金が必要となる。