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ウイングアーク1stと鈴与商事、サプライチェーンのCO2排出量を可視化できるサービス「EcoNiPass」

 ウイングアーク1st株式会社と鈴与商事株式会社は31日、サプライチェーンにおけるCO2排出量を集計・可視化するCO2排出量可視化プラットフォーム「EcoNiPass(エコニパス)」を提供開始すると発表した。

 EcoNiPassは、カーボンニュートラル推進に取り組んでいる企業のCO2排出量をクラウドサービス上で自動的に集計・可視化し、CO2排出量の現状把握と削減施策の検討を支援するサービス。サプライヤーにもあわせて利用してもらうことで、自社に加えてサプライヤー各社のCO2排出量を自動的に連携するサプライチェーン連携機能を搭載しているため、報告・集計にかかる業務負荷を低減できるという。

 また、温室効果ガスプロトコルイニシアチブ(GHGプロトコル)をベースとしたScope別表示やエネルギー種別表示、企業・事業所別表示など、CO2排出量をわかりやすく表示するダッシュボード画面を提供。月次トレンド表示や原単位表示により、削減活動の進捗管理にも活用できるとした。

 今後は、サプライチェーンCO2排出量の把握機能に加え、製品1個当たりのCO2排出量の可視化やサプライヤーからのデータ連携機能、製造ラインに設置した計測機器からのデータ連携機能などを開発・追加していく考え。さらに将来的には、企業データや物流データなどさまざまな外部データとの連携により、利用企業の利便性向上を目指すとしている。

 契約は年間単位となり、月額換算の利用料金(税別)は、主利用企業向けの「プライマリプラン」が4800円、サプライヤー向けの「セカンダリプラン」が1500円。