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INAP、ネットワーク事業をUnitas Globalに売却

 インターナップ・ジャパン株式会社(INAP Japan)は10日、親会社の米INAPが、グループのネットワークコネクティビティサービス事業を、米Unitas Globalに売却すると発表した。これに伴い、INAP Japanの全株式も移管され、INAP Japanは日本における戦略的事業会社として、Unitas Globalの傘下となる。

 事業譲渡は、INAPとUnitas Globalのグローバルプラットフォームの成長戦略に基づくもので、両社のテクノロジーおよびサービスエリアを融合・拡張させていくことで、Unitas Globalは世界でも有数のNaaS(Network as a Service)プロバイダーに生まれ変わるとしている。

 インテリジェントルーティングを実現するINAPの「Route Optimizer」技術と、最先端のSDN技術を活用してグローバルリーチ・マルチクラウド接続を実現する、Unitas Globalのネットワーク基盤「Unitas Reach」、高度な自動化・可視化を可能とする見積もりプラットフォーム「Unitas Nexus」を融合することで、日々複雑化するネットワークを簡便に利用したいというユーザーニーズに応えるソリューションを提供するとしている。

 また、両社のネットワーク基盤の統合を推進することで、バックボーン容量は大幅に増加し、大容量のインターネット接続を必要とするユーザーに向けて、より価格競争力のあるサービスを提供する。

 INAP Japanでは、今後も日本国内における営業および顧客サポート体制に変更はなく、顧客へのINAP Japanサービスの提供および顧客サポートの中断も一切ないとしている。