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TD SYNNEX、データセンター事業者向けにAMD-XilinxのSmartNICを提供

 TD SYNNEX株式会社は12日、データセンター事業者が抱えるCPU過負荷へのソリューションとして、 AMD-XilinxとSmartNICの普及に向けた協業を強化し、AMD-XilinxのFPGA搭載SmartNICプラットフォーム「Alveo U25 SmartNIC」「Alveo SN1000 SmartNIC」を提供開始すると発表いたした。

 SmartNICは、ネットワークやストレージ、セキュリティ機能を向上させられる、プログラム可能なNIC。仮想スイッチやネットワーク仮想化(NFV)などのコントロールプレーン管理をオフロードして、より収益性の高いサービスのために貴重なCPUコアを解放することで、ネットワーク機能を高速化できる。

 TD SYNNEXでは、通信量の急増によりサーバーのリソース消費は増加を続けており、ビジネスにおいてもリモートワークが浸透し、IPsec-VPNの使用に加え、仮想化技術の一般化を受けて運用・ネットワークの一部機能が仮想化されるなど、サーバーリソースを消費するケースが増えていると説明。

 こうした状況の中、事業者にとってCPU過負荷への最適なソリューションとして、CPU負荷を肩代わりさせることでサーバーリソース有効活用を実現できる、SmartNICの普及推進を目指し、TD SYNNEXとAMD-Xilinxが協業を強化し、AMD-Xilinx のSmartNICを提供するとしている。

 Alveo U25 SmartNICは、単一プラットフォームにネットワーク、ストレージ、演算アクセラレータ機能を統合した統合ソリューション。Open vSwitch、IPsecなど、さまざまなターンキーアクセラレーションアプリケーションを実現し、完全にプログラマブルな製品として、AMD-XilinxのVitis™統合開発環境を使用できる。

 Alveo SN1000 SmartNICは、再構成可能なハードウェアを備えたSmartNICで、AMD-Xilinx FPGA による適応性を備え、コントロールプレーンとデータプレーンの分離が可能。Vitis Networking P4、C++、RTLによるプログラミングに対応する。

Alveo U25 SmartNIC
Alveo SN1000 SmartNIC