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キヤノンITS、AWS上での医療情報ガイドラインに準拠したシステム運用を支援するサービスを提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は10日、国の定めるガイドラインに準拠した、クラウド上での医療情報システムの運用を支援する「医療ITクラウドコンプライアンスサービス」を提供開始した。

 医療ITクラウドコンプライアンスサービスは、医療情報を取り扱う医療機関、医療系メーカー、ヘルステック企業、および今後医療業界に参入を検討している他業種企業向けに、クラウドを利用する際の医療情報ガイドラインへの対応を支援するサービス。

 クラウド環境としてAmazon Web Services(AWS)を利用する際の、コンプライアンスに対応するための支援サービスのほか、監査レポートや専門家による技術サポートなどを通じて、クラウド環境を医療情報ガイドラインに準拠させ、安全安心に利用するための支援を行う。

 サービスでは、医療情報を取り扱うシステム向けにAWSアカウントを提供するとともに(AWS Solution Provider Programに基づくAWSアカウントのリセール)、AWSサポートの1次窓口をキヤノンITSが提供する。また、医療情報システムをAWS上に構築・利用するにあたっての契約変更や、AWS上での監査情報の収集方法などの導入支援サービスを提供する。

 さらに、AWS上で稼働する医療情報システムの監査を目的として、監査に必要な情報を収集・整理し、監査用情報として提供する。

 サービスの提供料金(税別)は、基本料金が月額5万円、サービス手数料がAWS利用料金の10%。AWS利用料金は利用内容に応じた従量課金。

 キヤノンITSでは、サービスによりガイドラインへの準拠を促進し、AWS利用時のコンプライアンス対応をカバーすると説明。また、今後AWS上に構築した医療情報システムのコンプライアンス対応も順次カバーしていくとしている。