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cybozu.comがOkta Integration NetworkとのSCIM連携に対応、プロビジョニング自動化実現

 Okta Japan株式会社(以下、Okta)は19日、サイボウズ株式会社が自社運用するクラウドサービス基盤「cybozu.com」上で提供しているサービスのプロビジョニング自動化を実現するために、Oktaが提供する7300以上のアプリケーションとの事前統合済みテンプレート群「Okta Integration Network(OIN)」とのSCIM(System for Cross-domain Identity Management)連携に対応したと発表した。サイボウズの「サイボウズ Office」「Garoon」「kintone」「Mailwise」の各サービスが対象となる。

 サイボウズでは、独自のクラウドサービス基盤としてcybozu.comを運用しており、そのプラットフォーム上で、サイボウズ OfficeやGaroon、kintone、Mailwiseといった、企業の業務改善を支えるサービス群を提供してきた。

 2021年3月には、cybozu.comが「OIN」とSAML連携し、各種サービスのシングルサインオン(SSO)設定作業が迅速になったことを発表しているが、今回は新たに、SCIM連携に対応した。これによって、Oktaを利用する組織や企業のIT管理者は、サイボウズの各種サービスを利用者に割り当てたり、解除したりするプロビジョニングの自動化を実現できるという。

 さらに、cybozu.comで提供する各種サービスのライセンスもコントロール可能になるとのことで、例えば、組織としてcybozu.com上の複数サービスを利用できる契約をしている場合、特定のグループや人にはGaroonとkintoneだけを利用可能にするといった、サービスライセンスの指定を行えるようになるとしている。