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パナソニックの地域工務店向けクラウドサービス「sumgoo」、リフォーム業務にも適用可能に

 パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は18日、地域工務店向けクラウドサービス「sumgoo(スムグー)」を4月21日に機能拡充すると発表した。これまでの住宅新築時の業務に加え、リフォームにおけるさまざまな業務へのサポートにも対応することで、OB顧客の“生涯顧客”化をサポートするとしている。

 sumgooは、主に住宅新築時に発生しがちな細かいミス、手戻りなどの属人的な業務の平準化を支援する地域工務店向けクラウドサービス。今回は中小規模の工事に関する管理機能、顧客情報の管理機能を強化することにより、リフォーム業務に対応可能になった。

 具体的には、定期点検や顧客への提案活動を管理、分析、社内共有できる顧客管理機能を新たに追加した。さらに、顧客のニーズを掘り起こす提案を行うために、詳細な検索機能も搭載している。紙管理では活用が進まない工事履歴や設備情報をクラウドによって管理することで、外出先などでもすぐに情報を検索し、その場で提案に結びつけることが可能。パナソニックでは、これによって、顧客の生涯顧客化に欠かせない、顧客接点の最適・最大化を図れると説明している。

 また、賃貸住宅・店舗などの複数物件も顧客ごとに管理され、投稿した画像を自動で整理するアルバム機能により、過去の記録写真を容易に確認可能とした。

 さらに、属人的管理から脱却し、日程調整、進捗管理、契約管理、見積もり、契約を見える化することで、同時に複数案件を推進できる工事管理機能も搭載した。同機能では、アラートやリマインダーの機能により、多忙なリフォーム担当者をアシストするとしている。

 sumgooは、価格(税込)は、基本料金が月額2万2000円で、新築タスク管理費用は新築案件数に応じた従量課金制。顧客管理費用は1件あたり月額110円となる。