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社内向けAIチャットボット「HiTTO」、ITヘルプデスク領域での利用に対応

ITヘルプデスク関連の回答データベースを拡張

 HiTTO株式会社(旧社名:株式会社ジェナ)は13日、社内向けAIチャットボットサービス「HiTTO」をバージョンアップし、バックオフィス領域に特化した共通AI機能が、新たに「ITヘルプデスク」領域に対応したと発表した。

 HiTTOは、社内での活用に特化したAIチャットボット。バックオフィス部門のナレッジを体系化した1000件以上の回答データベースと、従業員からバックオフィスに届く一般的な質問パターンを100万件以上学習した共通AIを搭載している。これにより導入企業は、一般的なAIチャットボットの運用で必要となる、FAQデータの作成やシナリオ設計、回答精度を維持するためのAIのチューニングなど、学習データを個別に作成することなく、高精度なAIチャットボットを利用できるという。

 この共通AIの回答データベースは、これまで、人事・総務・労務・経理・法務といった領域で必要になる回答を備えていたが、今回のバージョンアップにより、新たにITヘルプデスク領域に対応した。

 Wi-Fiや有線LAN、VPNなどのネットワーク関連から、在宅勤務の導入により需要が高まっている仮想デスクトップ、ファイルサーバー関連やIT機器関連まで、従業員から情報システム部門に寄せられる定型的な質問に対応できるように、ナレッジを体系化している。

 なお同社では今後も、人事・労務・総務関連の回答追加と同様に、ITヘルプデスクの回答を順次拡張するとのことだ。