ニュース

ラック、NRIセキュア、GSX、企業のセキュリティ対策を支援する「サイバーセキュリティイニシアティブジャパン」を設立

 株式会社ラック、NRIセキュアテクノロジーズ、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)の3社は12日、国内の企業が直面するサイバーセキュリティリスクへの対策を支援する会員制の任意団体「サイバーセキュリティイニシアティブジャパン(以下、CSI/J)」を、4月1日に設立したと発表した。

 CSI/Jは、これからのデジタル社会にふさわしい「セキュリティ対策」と「セキュリティ人材」に関する効果的なフレームワークを策定し、会員企業に提供することを主な活動内容として、会員企業はそれらのフレームワークを利用することで、自社が提供するサービスのさらなる高度化や安全性の向上を図ることができると説明。また、活動に当たっては、内閣サイバーセキュリティセンター、総務省、経済産業省などの関係省庁とも連携を図っていくとしている。

 活動では、「共通対策評価フレームワーク」として、セキュリティに関する社内外の主要なガイドラインを踏まえ、クラウドサービスやゼロトラストソリューションの利用を想定したセキュリティ対策を評価する新たなフレームワークをCSI/Jが作成・維持し、会員企業に提供する。

 また、「サイバーセキュリティプロフェッショナル人材フレームワーク」として、セキュリティエンジニアが果たす役割とそのジョブディスクリプション(職務内容の定義)をレベル別に定めた上で、各レベルに到達するための育成方法、キャリアパス、研修・トレーニングの例やプログラムを作成・維持し、会員企業に提供する。

 CSI/Jでは、今後の活動を紹介するための設立記念シンポジウムを5月にオンライン形式で開催する。