ニュース

ネットアップ、導入・運用コンサルティングサービスにサブスク型など3種類のメニューを追加

 ネットアップ合同会社は7日、データ活用に最適なITインフラ構築・運用を支援するために提供しているコンサルティング事業について、新たに3種類の新サービス「NetApp Flex Professional Services for Cloud」「NetApp Flex Managed Services」「Professional Services 1 Day ワークショップ」を追加し、4月11日から提供開始すると発表した。

 ネットアップでは、同社製品・サービスの導入や運用に向けたコンサルティングサービスを提供しているが、多様化した顧客ニーズに合わないケースも見られるようになったと説明。これを受け、提供する構築・運用コンサルティングサービスについて、必要な時に必要なだけ利用できるように、メニューや利用方法に柔軟性を持たせることで、多様なニーズに対応するとしている。

 「NetApp Flex Professional Services for Cloud」は、必要な時に必要なメニューだけ1年単位で利用できるサブスクリプション型モデル。これにより、ハイブリッドクラウド環境でデータ資産を活用できるITインフラの構築・運用コンサルティングを、ニーズに合わせて柔軟に選んで利用でき、すでに実績のあるメニューで構成されているため、短時間でサービスを開始できるとしている。

 サービスカテゴリーは、ネットアップのクラウドサービスを導入する顧客向けの「Standard」、オンプレミスの一部データをクラウドに移行して、セキュリティ対策を構築したい顧客向けの「Professional」、オンプレミスの大部分のデータをクラウドに移行して、セキュリティ対策の構築およびデータ運用準備をしたい顧客向けの「Enterprise」の3カテゴリーから選択可能。各カテゴリーに含まれないサービスは個別に追加購入できる。契約期間は1年、2年、3年のいずれか。

 「NetApp Flex Managed Services」は、ネットアップが提供するマネージドサービスについて、必要なメニューを選んで柔軟に構成できるサービス。これまではサービスメニューのパッケージで提供していたが、顧客のIT環境要件に合わせて必要なものだけを選んで委託できるようになり、オンプレミスもクラウドも一つのマネージドサービスで運用・管理できるようになる。

 マネージドサービスは、「監視」「管理」「運用」「最適化」の各分野で具体的な業務メニューを用意。その中から必要なメニューを選択して全体サービスを決定でき、内容により数週間程度から開始できる。

 「Professional Services 1 Day ワークショップ」は、データ管理分野で関心の高い「セキュリティ」「コンテナ」「AI/機械学習」の各テーマについて、基本的な考え方や要点の整理を行い、顧客の現在の状況を踏まえて具体的に適用するための課題を明確にして、今後のビジネス展開に向けた推奨事項やアクションアイテムをまとめるワークショップを提供する。

 現状把握から今後のステップを決める作業を1日で効率的に実施でき、ワークショップ後のステップが明確になるため、ビジネス展開を支えるITインフラ、データ活用基盤を迅速に検討・構築できるようになるとしている。