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ソフトクリエイト、クラウド制御できる社内ファイアウォール「Fire Logic」を販売開始

 株式会社ソフトクリエイトは4日、センサーを設置するだけでネットワークの可視化と制御を実現する社内ファイアウォール「Fire Logic」を販売開始した。

 Fire Logicは、既存システムにセンサーを後付けして、ネットワークアクセスコントロールについてはWebブラウザーからクラウド上で行える社内ファイアウォール。

 情報収集機能により、不正に持ち込まれた未許可の端末をブロックしてネットワーク接続をブロックする機能や、ネットワーク上のデバイスがコンピューターウイルスやマルウェア感染が発生した場合に、セグメント内通信を制御することで内部感染拡大リスクを低減する機能などを搭載する。また、セグメントごとにFire Logicセンサーを配置することで、アクセス範囲を制限し、通信環境の健全化を図れる。

 さらに、標的型をはじめとするサイバー攻撃に対し、Active Directoryの管理者権限の悪用を防止する機能により、被害を未然に防ぐ。昨今では、社員のクライアントPCを経由して、Active Directoryの管理者権限を奪い、重要な機密情報を盗むと同時に、データの暗号化による「身代金の要求」などのサイバー攻撃被害が増加しているが、こうした管理者権限の悪用をブロックする機能により、Active Directoryの陥落防止を行う。

Fire Logicの機能イメージ

 Fire Logicの価格は、Fire Logicマネージャー利用料が月額6万円、Fire Logicセンサー利用料がセグメントごとに月額1万円。

 ソフトクリエイトでは、Fire Logicをこれまで得意先に案内・販売していましたが、生産体制、サポート体制が整ったため、正式に販売を開始すると説明。また、2022年中をめどに、パートナー制度をスタートさせる予定で、ITベンダー各社との協業体制を構築し、全国に販売を拡大していくとしている。