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NSSOL、食品業界の需給計画業務DXを支援する「PPPlan/ピーピープラン」を9月末から提供

 日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は5日、食品業界向けのサブスクリプション型サプライチェーンマネジメントクラウドサービス「PPPlan/ピーピープラン」を、2022年9月末から提供すると発表した。

 PPPlan/ピーピープランは、食品系企業各社の需給計画業務における、DXの実現を支援するクラウドサービス。サブスクリプションモデルでの提供となるため、既存の需給計画業務システムと比較すると、導入費用・工数の負担が少なく、迅速なシステムの導入が可能となる。

 NSSOLでは、見込み生産型である食品業界の企業各社は、予想される需要に応じて生産・出荷を行っており、生産計画の立案や賞味期限を意識した出荷調整といった需給計画業務は、過剰在庫や販売機会低減による損失防止や物流コストの削減につながり、各社にとって非常に重要となっていると説明。また、在庫不足による欠品が許されない商習慣がある一方、フードロスに対する世の中の目線も厳しくなっており、より精度の高い需給計画が求められているという。

 また、こうした需給計画業務は、商品や卸先ごとの対応が必要となるため煩雑になりやすい一方で、部門をまたがる調整が発生するため、人手による属人作業で行われていることが多く、システム導入による効率化のニーズが高まっていると説明。しかし、既存の需給計画業務システムの開発や導入には、数千万~数億円といった高額な投資や、1年以上の準備期間が必要なことから、その導入障壁の高さが課題となっているとしている。

 PPPlan/ピーピープランは、NSSOLの20年以上にわたる食品業界向け需給計画システム構築/運用保守の実績から培われた、業務知識や知見を背景に構築され、サプライチェーンマネジメント全体の課題解決につながるものになっていると説明。今後も機能拡張をすすめ、将来的には販売物流領域や、データ利活用などの機能も実装する予定としている。

サービス機能概要図