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NTTビズリンク、現場とオフィスをつなぐ映像コミュニケーションソリューション「スマートグラスクラウド」を新コンセプトで提供

 エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社(以下、NTT ビズリンク)は4日、スマートグラスなどのウェアラブル端末やタブレットを、遠隔からの現場作業支援に利用できる「スマートグラスクラウド」について、新たに現場とオフィスのデジタル格差を解消する映像コミュニケーションソリューションとして提供を開始すると発表した。

 スマートグラスクラウドは、スマートグラス端末やPC、タブレットなどのデバイスをNTTビズリンクのクラウド基盤に接続し、遠隔での現場作業支援などに活用できる、現場とオフィスをつなげる映像コミュニケーションソリューション。

 NTTビズリンクでは、コロナ禍の中で急速にオフィスワークのDX化が進んだ一方、非オフィスワークのDX化はさまざまな制約により多くの企業で進んでおらず、オフィスと現場のデジタルディバイド(情報格差)が課題になっていると説明。こうした社会環境の変化やユーザーからの意見・要望を受け、実際に現場のリアルな環境で必要な新たな機能を搭載するとともに、これまで培ったテレビ会議・多地点接続サービスの技術と運営ノウハウを生かし、現場を起点とした映像コミュニケーションソリューションを開発したとしている。

 サービスでは、以前から対応しているスマートグラスやAndroidタブレット、スマートフォン、PCなどに加えて、高機能カメラやiOSのタブレット、スマートフォンにも対応。利用される現場に応じた最適なデバイスを選択できるようにした。

 料金プランについては、ID単位の課金ではなく、同時接続数による新しい料金プランを提供。IDは無料で必要なだけ作成可能となり、より多くの利用者にIDを展開して、コラボレーション拡大を実現できるとしている。

 また、現場支援に特化したインターフェイスとチームマネジメント機能を搭載。ユーザーインターフェイスを使いやすくするとともに、利用者の権限に応じて使える機能や画面構成のアレンジ、「チーム」ごとのアクセスや情報管理に対応した。

 ネットワーク対応については、WebRTCを利用したプラグインタイプでかつ、企業内ネットワークからも簡単に利用できるTCP通信に対応。また、インターネットでの利用だけでなく、企業で利用されている閉域網からの利用や、NTTドコモが提供するアクセスプレミアムを活用したモバイルでの閉域利用などに対応する。