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SB C&Sとobniz、施設の空気環境を可視化するIoTサービス「Sense Connect for 環境可視化」

 SB C&S株式会社と株式会社obniz(オブナイズ)は25日、企業のIoT化を支援するサービス「Sense Connect」の第2弾として、施設の空気環境を可視化して一括管理できるIoTサービス「Sense Connect for 環境可視化」を提供開始すると発表した。

 「Sense Connect for 環境可視化」は、店舗やオフィス、学校などの施設内において、CO2濃度、温湿度、PM2.5といった空気環境をセンサーで自動測定・記録し、可視化するサービス。新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症対策の一環として、CO2濃度や温湿度の計測・可視化、呼吸器系に影響を及ぼす可能性がある粒子状物質のPM2.5/PM10の計測・可視化を行って換気や空気の清浄化を促し、空気質の改善に貢献するという。

 サービスでは、低価格で簡単に取り付け可能な環境センサーを施設内に設置し、そこから上がってきた計測データを、IoTゲートウェイ「obniz BLE」を通じてクラウドに送り、PCやスマートフォンからグラフや数値で確認できるようにする。

計測データの流れ

 利用者には、空気質を確認できるダッシュボードを提供。ここを参照することにより、換気や空気清浄が必要なタイミングを把握できるほか、異常値の場合は管理画面やメールでアラート通知を行う仕組みも備えた。

Sense Connect for環境可視化 ダッシュボードのイメージ画面(複数拠点)

 また、時系列データの作成や拠点やセンサーの数に応じた一括管理にも対応。計測データをCSV形式でダウンロードし、温湿度やPMとの関係を分析・把握が可能することもできる。

 サービスの利用料金は、基本料とデバイス接続料から構成されており、拠点数無制限ブランの場合、基本料が法人あたり月額3万円、デバイス接続料が1台あたり月額500円。1拠点プランの場合は、基本料が拠点あたり月額2000円、デバイス接続料が1台あたり月額500円。いずれのプランでも、初期費用として、環境センサー1台あたり1万9800円、obniz BLE 1台あたり9800円がかかる。