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クラウド型電子契約サービス「Great Sign」、kintoneとのAPI連携を実現するコネクターを提供

 株式会社TREASURYは24日、自社のクラウド型電子契約サービス「Great Sign」と、サイボウズの業務アプリ作成クラウド「kintone」とのAPI連携を開始したと発表した。

 Great Signは、煩雑な契約書締結業務をクラウド上の管理画面から行えるクラウド型の電子契約サービス。今まで紙で行っていた契約書の締結・管理をクラウド上で行えるため、ペーパーレス化や保管スペースの縮小によるコストの削減、管理負荷の軽減などを実現するという。

 従来、kintone上で取引先管理を行い、Great Sign経由で契約書などの書類送信を行う場合、Great Signへの取引先情報の登録や書類の送信状況の確認作業、さらに転記やデータのダウンロード/アップロード時の人為的ミスの発生が課題になっていたという。

 そこで今回は、株式会社ワクフリ企画のもと、株式会社ストラテジットがGreat SignとkintoneをAPI連携させた「Great Sign × kintoneコネクター」を開発。取引先情報および各プロダクトの機能を連携させることにより、Great Sign経由での書類送信や社内承認/閲覧者の設定、ステータス管理をkintone上で行えるようにした。

 具体的には、kintoneの「契約書」アプリ内で、Great Sign経由で送信時に必要な情報(送信先情報、 PDFファイル)をレコード登録すると、Great Signに自動連携して登録され、取引先に直接送信を行えるようになる。

 また、「契約書」アプリ内で、社内承認者や社内閲覧者を設定することも可能。これにより、契約担当と法務担当との連携をスムーズに行えるほか、取引先へ契約書を送る際の社内確認体制の強化にもつながるとした。

 なお、送信済みや締結済み等のステータスは1日1回連携し、kintone側に反映される。

 「Great Sign × kintoneコネクター」の価格は、1社につき月額1万1000円(税込)で、Great Signの有償プラン「ライトプラン」のユーザーが利用できる。また、Great Sign API利用料が別途必要になるが、通常の半額となる月額5500円で提供されるとのこと。