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Microsoftが12月の月例パッチ公開、「Windows 10 バージョン2004」はサポート終了

 日本マイクロソフト株式会社は15日、12月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、ASP.NET Core、Visual Studio、Microsoft Defender for IoT、PowerShell。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10/8.1、Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012)、Office、Visual Studio、Microsoft Defender for IoT。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで67件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが7件。また、Microsoft Edgeについては、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 修正した脆弱性のうち、「Windows AppX Installerのなりすましの脆弱性(CVE-2021-43890)」については、既に脆弱性の悪用が確認されており、マイクロソフトでは、ユーザーに対して早急に修正パッチを適用するよう推奨している。

 また、Windows 10のバージョン2004(すべてのエディション)と、Windows Server半期チャネルのバージョン2004(Datacenter/Standard)については、米国時間12月14日でサポート終了となる。これらのバージョンについては、今回の月例パッチが最後のリリースとなるため、マイクロソフトでは最新バージョンへのアップデートを呼びかけている。