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テラスカイ、企業のDX推進人材を育成するサービスを提供

 株式会社テラスカイは8日、企業のDXを計画し、継続して実行していくための人材を育成する「DX人材育成プログラム」を提供開始すると発表した。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)推進において活躍する“DX人材”とは、プログラミングや技術の精通にとどまらず、事業や組織を深く理解したうえで、デジタルを組み合わせて未来を描き、その未来図を経営層からシステム部門に至るまで社内で共有できる人材とされている。また、DX先端企業では、迅速にシステムを開発し、継続して品質向上を行える社内体制を持っている例が多くみられていることから、企業における内製力(社内開発力)の向上が求められるようになったという。

 一方でテラスカイでは、ノーコード/ローコード開発が可能なSalesforce標準機能の導入を推奨してきたほか、システム部門だけでなく、ユーザー部門、管理部門に対する開発トレーニング、CoE組成支援などにより、顧客企業の開発内製体制の整備を支援してきた実績を持つ。

 今回提供する「DX人材育成プログラム」は、こうした背景を踏まえたうえで、テラスカイの実績と経験を生かしてDX人材の育成を支援するプログラム。DXの本質理解から、DXを進めるうえで基本となるIT知識、具体的な計画の立て方などを身に付けられるように支援するとのことで、DX推進におけるプロジェクトマネジメントとシステム開発手法や、DXを支える顧客中心のITソリューション(MA、CRM、SFA)、IT基礎知識などを学習する。

 また受講企業に合わせて、顧客起点のサービスデザインの検討、さらに実現に向けたサービスコンセプトの整理を実施。Salesforceのノーコード/ローコードによる迅速な開発を体験し、内製開発と継続的改善の実践につなげるとした。

 なおテラスカイでは、こうした講義などにより、「DXに取り組みたいが、何から手を付ければよいか分からない」「DX組織を設置したが、具体的な取り組みに進めない」「なぜDXが必要なのか、取り組まないとどうなるのか不安を感じる」「ITに詳しい人材はいるが、DXがうまく進まない」など、企業のDXにかかわる課題解決をサポートすると説明している。