ラック、スマートフォンを用いたパスワードレス認証ソリューション「BindID」を提供

　株式会社ラックは19日、ユーザーID・パスワードの入力なしにオンラインサービスへログインを可能とする、米Transmit Securityのパスワードレス認証ソリューション「BindID」の提供を開始した。

　BindIDは、サービス利用者が保有するスマートフォンをユーザー固有の認証器として登録することで、ユーザーID・パスワードを入力することなくログインできるようにするソリューション。標準的な認証技術であるFIDO2／WebAuthnに準拠し、所持物（自身のスマートフォン）と生体認証（指紋や顔など）を組み合わせることにより、強固な認証セキュリティを実現する。

BindID導入イメージ

　利用者はユーザーID・パスワードを管理・入力する手間から解放され、サービス提供事業者は強固な認証セキュリティによって不正ログイン被害を未然に防止でき、高いレベルのユーザビリティとセキュリティの両立を実現する。

　また、BindIDはSaaS型の認証サービスとして提供されるため、新たなシステム構築は不要で、BindIDと連携するための追加改修だけで新たな認証システムを導入できる。認証を強化しつつ、ユーザビリティを下げないソリューションとなるため、ECサイトや地方金融機関のインターネットバンキング、本人確認が必要なチャットボットなど、さまざまな場面での活用が期待できるとしている。