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ネットギア、法人向けWi-Fi 6アクセスポイント「Orbi Pro WiFi 6」のルータ単体モデルを発売

セキュアなリモート接続を実現するVPNライセンスも提供

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は1日、ビジネス向けメッシュシステム「Orbi Pro」のWi-Fi 6対応モデル「Orbi Pro WiFi 6」において、ルータ単体モデルを販売開始すると発表した。価格は9万5700円(税込)。

 Orbi Pro WiFi 6は、Wi-Fi 6とトライバンド(5GHz帯×2、2.4GHz帯×1)に対応した法人向け無線LANアクセスポイント。コンシューマ向けのOrbi WiFi 6シリーズと同様、メッシュ型の無線LANネットワークを容易に構成できるほか、アクセスポイントだけでなく、ルータ、スイッチの3機能が1台に集約されている点も特徴とした。

 さらに、SSIDごと(最大4つ)にVLANを切って、仕事用通信と私用通信を分離する機能を搭載。無線・有線とも、VLANごとにIPアドレスも割り振れるため、ビジネスネットワークへの攻撃リスクを最小限に抑えられるという。

 通信速度は、5GHz帯が2系統とも最大2402Mbps、2.4GHz帯が1147Mbpsで、有線LANは2.5GBASE-T WAN×1と、1000BASE-T LAN×4(スイッチ)のインターフェイスを備えている。

 従来は、ルータ1台、サテライト(子機)1台のスターターキットが販売されていたが、今回は新たにルータ単体モデルが提供される。なおルータ単体モデルでも、推奨4台、最大6台までサテライトを追加できるので、接続デバイスの増加や規模拡大にあわせて、柔軟なメッシュネットワークの拡張が可能だ。

 また今回は、「Orbi Pro WiFi 6」とWi-Fi 5モデルの「Orbi Pro WiFi 5」で利用可能な中小企業向けVPNサービス「Insight ビジネスVPNサービス」も、販売を開始した。メインオフィスに設置されたOrbi Proと、家庭や支店に設置されたOrbi Proとの間でVPNトンネルを構築し、セキュアなリモート接続を可能にする。

 管理者が事前にVPN設定を行い、設定済みOrbi Proを従業員に配布すれば、スムーズにテレワークを開始可能。また設定・管理には、ネットギアのクラウド管理ソリューション「Insight」を利用でき、テレワーク開始後に起きたネットワークトラブルにも遠隔からの対処を行えるとのこと。

 Insight ビジネスVPNを利用するには、「Insightプレミアム」ないし「Insightプロ」の年間サブスクリプション契約が必要となり、価格例として、Insightプレミアム用VPNライセンスの場合、1リモートルータが1万6856円、9リモートルータが8万4280円、15リモートルータが12万6420円など。