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NTT-AT、エージェントレスで社内システムへのリモートアクセスを実現する新サービス

ゼロトラストモデルによりセキュアなアクセスを実現

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、PCやスマートフォンなどのさまざまな端末から、社内システムやクラウドサービスをセキュアに利用できる新サービスを、11月16日から提供開始すると発表した。主に、テレワークを実施中、あるいは導入を検討している企業向けに展開する。

 この新サービスは、リモートから社内システムやクラウドサービスへのセキュアな接続を可能にするもの。クラウドサービスを経由することで、端末側へのエージェント導入を不要にしており、利用者はさまざまな端末のWebブラウザから社内システムやクラウドサービスへのアクセスを行えるという。

 またゼロトラストモデルに基づき、社外からアクセスできるプロキシサーバーにより、利用者単位でアクセスできるサーバーを制限するとともに、利用場所や利用時間等の設定によるきめ細やかな認証・認可を行って強固なセキュリティを確保している点も特徴。さらに代理認証機能により、各システムに存在するパスワードを利用者に管理させない仕組みを導入しているので、標的型攻撃などによるパスワード漏えいリスクを低減させるとした。

 一方、接続される側の社内システムについても改修は不要。SAMLに対応していない場合にはIDaaS(Identity as a Service)と連携させることで、SaaSと同様に利用可能にしているほか、独自認証方式を利用している社内Webサーバーについても、社内にコネクターを設置し、改修なしで接続できるようにする。

 加えて、SalesforceやMicrosoft 365などのパブリッククラウドサービスへ接続する場合は、本社などを経由せずリモートから直接接続させるインターネットブレークアウトを採用しているため、社内ネットワークの負荷増大を回避できる点も特徴とした。

 価格は、1IDあたり月額500円からで、100ID以上での利用が必須となる。また、初期導入費用、社内システム連携費用が別途必要。

 NTT-ATでは、コンサルティングから構築・導入支援・運用・監視までをワンストップ提供し、外出先やテレワークでの業務を希望する企業に対して、安全かつ利便性の高いリモート接続環境の実現を支援するとアピールしている。