ニュース

NTTデータ、Twitterデータ提供サイトにて6種類のデータを新たに提供

掲示板やブログへの投稿データ、TVメタデータ、モバイル空間統計など

 株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は10月28日、Twitterデータ提供サイト「なずきプラットフォーム」上にて、掲示板やブログへの投稿データ、TVメタデータ、モバイル空間統計など、新たなデータの提供を開始したと発表した。

 NTTデータのなずきプラットフォームは、マーケットリサーチ、商品開発、リスクモニタリングなど、さまざまな目的で分析に使えるデータを提供するサービス。Twitterの全量データを提供している点が最大の特長だが、今回は、ビッグデータやAIエンジンなどを保有する企業、データ解析の技術を持つ企業との提携により、新たに6種類のデータを取り扱い開始する。

 具体的なラインアップは以下の通り。

・Quora:Q&Aサイト「Quora」の投稿データ(提供元:Effyis)
・Reddit:掲示板型Webサイト「Reddit」の投稿データ(提供元:Effyis)
・WordPress:CMS「WordPress」の投稿データ(提供元:Effyis)
・Tumblr:ブログサービス「Tumblr」の投稿データ(提供元:Effyis)
・TVメタデータ:TV番組やTV-CMの放送内容を独自にテキスト化・データベース化したもの(提供元:株式会社エム・データ)
・モバイル空間統計(国内居住者分布統計):ドコモの携帯電話ネットワークのしくみを使用して作成される人口の統計情報(提供元:株式会社ドコモ・インサイトマーケティング)

 NTTデータでは、これらを利用し複数のデータソースを掛け合わせて利用することで、より高度な分析が実現可能となるとメリットを説明している。

 なお今回の連携は、新たに制定したパートナー制度による取り組みの一環で、ビッグデータやAIエンジンを保有する企業、データ解析の技術を持つ企業は、NTTデータとパートナーシップ契約を締結することにより、自社が保有するビッグデータやAIエンジンをなずきプラットフォーム上で提供可能になるとのこと。

パートナーシップ制度イメージ

 今回は3社との提携だが、NTTデータでは、NTTタウンページ株式会社、株式会社ルグランとも契約を締結する予定で、NTTタウンページのタウンページデータベース、ルグランのWEATHER×BIGDATAも提供を予定している。

 また今後もパートナー企業を増やし、データ活用市場の拡大に向けた取り組みを進めるとしており、関連ソリューションを含めて、2022年度末までに累計50億円の売り上げを目指す。