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NTTドコモ、NTT ComとNTTコムウェアの子会社化を正式発表
法人向け新ブランド「ドコモビジネス」を展開へ

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は25日、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)とエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)を子会社化すると発表した。

 日本電信電話株式会社(以下、NTT)では2020年12月、ドコモを完全子会社化した後の連携強化として、NTT ComとNTTコムウェアをNTTドコモの子会社にする方針を明らかにしていた。

 今回の子会社化発表はその方針を受けたもので、新ドコモグループとして3社の経営方針を統一し、機能の統合と事業責任の明確化を進めることにより、モバイルからサービス・ソリューションまで事業領域の拡大につなげるという。

 具体的には、すべての法人顧客に対するワンストップでのサポートや、移動・固定の両通信を融合した高品質で経済的なネットワークを実現する考え。さらにソフトウェア開発力の強化によって、新サービスをいち早く提供するとともに、新ドコモグループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するとのこと。

 なお今回は、グローバル持株会社のNTT株式会社(NTT, Inc.)が保有するNTT Comの全株式をドコモに移管するとともに、NTTが保有するNTTコムウェアの株式の一部をドコモに移管する。移管後のドコモの持分比率は、それぞれ100%、66.6%となる。効力発生日は2022年1月1日の予定だ。

新法人事業ブランド「ドコモビジネス」も展開へ

 またこの再編に伴い、ドコモ、NTT Com、NTTコムウェアの3社では、新ドコモグループの発足とあわせて、統一の法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開する。

 3社は同ブランドにより、大企業から中小企業まで、すべての法人顧客をワンストップでサポートするとのことで、各社のリソースを組み合わせて提供可能となる、移動固定融合サービスのほか、5G・IoTといった先端ソリューションも提供するという。さらに今後は、各社が持つ営業機能の統合・強化を図るとのこと。

ドコモビジネスの新ロゴ