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SB C&Sとホロラボ、3D設計データをAR/MRに自動変換できる「mixpace」にAutodesk BIM 360連携機能のβ版を搭載

 SB C&S株式会社と株式会社ホロラボは13日、ホロラボが開発し、SB C&Sが販売する、3D CAD/BIM(Building Information Modeling)・3D CGファイルのAR/MRみえる化ソリューション「mixpace」に、オートデスク株式会社の建設業向け施工管理クラウドサービス「Autodesk BIM 360(以下、BIM 360)」との連携機能のβ版を追加したと発表した。

 mixpaceは、3D CADやBIMで作成したデータを、AR/MR対応デバイスで確認が可能な3Dモデルに変換でき、設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などで3Dデータを活用できるソリューション。これまで手作業で何日もかかっていた、AR/MR向けの変換作業が、最短1~2分で自動的に完了し、作業時間の大幅な短縮が見込める。

 BIM 360は、建築・土木・設備業界などで幅広く使用されている、プロジェクトの納品および施工管理用のクラウドプラットフォーム。

 今回新たに、BIM 360とmixpaceを連携することで、BIM 360にパブリッシュされているデータを、mixpaceに直接取り込める機能を開発しました。これにより、BIM 360で管理されているBIMデータを、シームレスにAR/MR活用できる。

 さらに、クラウド上でレンダリングすることで、超重量級3DモデルをHoloLens 2で表示可能な「mixpace Remote Rendering」オプションを併用すると、数千万から1億ポリゴンクラスの3Dモデルについても、BIM 360から直接データを取り込み、変換してAR/MR表示できる。

 BIM 360連携機能の利用には、mixpaceの「Standard + Rプラン」の契約が必要。また、今回追加した機能のβ版を搭載した新バージョンについては、要望に合わせて顧客の環境へ順次実装し、2021年内には正式リリース予定としている。